グローバル社会

グローバル社会を生きるのに必要な10のスキルとは?

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インターネットが世界中に広がってから23年、21世紀に入ってからは18年が経ちました。

我々親世代の幼少期と比べると、今の時代は全く別物ですよね。当時は携帯電話もなければ、テレビもブラウン管、写真も現像するまで良く撮れたかどうかわかりませんでした。

本当に今では考えられない事だと思います。しかし、この便利になった時代も、今の子供たちが我々世代に成長したときには、とても不便な時代だったと感じるのではないでしょうか。

今当たり前のことが当たり前でなくなるのです。我々の幼少期の頃は、世界はとても遠い存在でした。しかし今では世界は本当に身近になりました。

これがあと20年とか30年すると、世界はさらに身近になり、今とは全く違う世界になっているはずです。

ハードスキルからソフトスキルへ

今の子供たちが大人になる頃の世界は、自分の人生設計に合わせて住む場所や仕事の内容を決め、ロボットに指示を出しながら自宅で仕事をするスタイルが普通になっているかもしれません。

そのような時代を生きていく子供たちにとって今まで我々が受けてきた詰め込み式の教育は必要なのでしょうか?

我々が受けてきた詰め込み式教育は「ハードスキル」と呼ばれています。そしてこれからの時代に必要になると言われている教育方法がそれに対比されるスキルである「ソフトスキル」だと言われています。

ソフトスキルとは効果的なコミュニケーション、創造力、分析力、柔軟性、問題解決力、チームワーク、傾聴力など、「他者と触れ合う際に影響を与える一連の能力」のことを指します。

そのソフトスキルは、4つの領域、10のスキルから成り立っています。それでは1つずつ見ていきましょう。

第1の領域:思考の方法

(1)創造力とイノベーション

創造力(クリエイティビティー)とイノベーションの能力は、創作や新たなものの発明、新しい考え方など、今までになかったオリジナリティの強いものを生み出す力のことです。

幼少期からこの無から生み出す力を養うために、実際に子供たちが出した新しいアイディアを実際に行動してやってみることが大事です。

そうして成果を生み出す習慣をつけていくことによって、創造力とイノベーション力が自然と向上していきます。

(2)批判的思考、問題解決能力、意思決定力

批判的思考(クリティカルシンキング)とは、あらゆる情報に対して批判的な思考を働かせて分析する考え方です。

「批判」という言葉がネガティブなイメージを与えるかもしれませんが、批判的思考とは情報や他人の意見を「やみくもに否定する」だけの事を指していません。

物事の結論に達する根拠に対して、「ちょっとまって、それって本当にそうなのかな?」と自分の頭の中で疑問を投げかけて、その上で最終的に自分の頭の中で判断する一連の流れのことを指します。

問題解決能力とは、今自分が持っている情報をベースに、その中で最善と判断した手段を用いて目的達成に向かうための考え方です。

意思決定力は今までの多くの日本人が鍛えてきていない能力です。しかし、これからの時代は上司に言われたことをやっているだけでは仕事はできません。世界ではすでに当たり前ですが、これからの日本でも、自分で考え、決めたことを実行に移せる人材が求めらています。

(3)メタ認知(認知プロセスに関する知識)

メタ認知の「メタ」とは「高次の」という意味です。 つまり、認知(知覚、記憶、学習、言語、思考など)することを、より高い視点から認知するということです。

簡単に言うと、「知っているという事を知っている」という意味です。

メタ認知が高い人は、例えば気配り上手で相手と適度な距離感を保ちながら付き合っていけることができたりします。

ビジネスシーンでは、例えば自分は営業トークが苦手だという弱点をしっかりと把握したうえで、仕事を計画的に進めていけます。

つまりメタ認知能力高い人は、自分に「何ができて何ができないのか」「できることはどの程度できる」など自分のことを冷静に分析できる人のことを指します。

完璧な人間は存在しないので、自分のことをしっかりと分析・判断できるこのような人材が、これからの時代求められて生きます。

第2の領域:仕事の方法

(4)情報リテラシー

情報リテラシーとは、簡単に言うと「情報を使いこなす能力」のことです。

もう少し細かく言うと、情報過多と言われる今の時代、大量にある情報の中から自分に必要な情報を探し出して、自分の課題や問題解決に即して情報を組み合わせたり加工したりして、意思決定で結果を表現するための基礎的な知識や技術の集まりのことです。

(5)情報通信技術に関するリテラシー(ICTリテラシー)

ICT とは、それぞれInformation, Communication, Technology の頭文字で、情報処理・情報通信における技術・産業・設備・サービスなどを使いこなす能力のことです。

第3の領域:仕事のツール

(6)コミュニケーション力

コミュニケーション(communication)の語源はラテン語の「分かち合う」から来ています。

コミュニケーションの定義は、「意思や情報の伝達」なので、コミュニケーション力とは「他者との伝達に関する能力」のことを言います。

また、コミュニケーションには以下の5つの能力が必要になります。

  • 話を聴く力
  • 質問をする力
  • 相手の気持ちを読んだり察する力
  • 話をまとめる力
  • 交渉する力
  • この5つの能力を磨くことによって、コミュニケーション力を伸ばすことができます。

    日本人はコミュニケーションが苦手だと言われますが、これは単一民族国家であり、「空気を読む」という日本人独特の考えが1つの原因かもしれません。

    世界では様々な人種、バックグラウンドの異なる人と接する機会が日常です。その中で相手と意思の疎通を図るには総合的なコミュニケーション能力が必要になります。

    グローバル化で日本人も外国人と触れ合う機会が増えてきているので、対日本人用のコミュニケーション方法が成り立たなくなります。

    「空気を読まずに、自分の意見をはっきり伝え、相手のいう事をしっかり理解し、話をまとめられる」そんな能力を養うことが必要になると思います。

    (7)コラボレーション(チームワーク)

    コレボレーション(チームワーク)とは、目標を達成するために、メンバーで役割を分担して協働することです。

    日本語ではコラボレーションよりも「チームワーク」という言葉の方が意味合い的に近いので、チームワークという言葉を使います。

    あるドイツの学者は、下記の4つがチームアウトのアウトプットだと定義しています。

    「結果」「効率」「満足」「学習」

    結果や効率という観点だけでなく、チームで仕事をした際の満足度や、そこから学ぶことのできた学習度合という観点も「良いチームワーク」の定義になるのです。

    たしかにチームとして働くときに、結果や効率が良くても、人間関係がギスギスしていたり、そこから何も学ぶことがなければ、良いチームワークとは言えません。

    人間は感情の生き物なので、結果や効率といったハード面だけでなく、満足度、学習といったソフト面での気持ちが次へとつながるのでしょう。

    第4の領域:社会生活

    (8)地域と国際社会での市民性

    日本人としてのアイデンティティを大切にしながら、世界市民としての自分の立場、役割などをしっかり理解し、国際社会で活躍できるような考え方、行動力を持つことのできる人間にれるよう、国際文化や社会に多く触れることのできる機会が必要になります。

    (9)人生とキャリア設計

    人生は旅みたいなものだと言われることがあります。一度きりの人生を惰性で送るか、しっかりプランを立てて送るかによって人生は大きく変わります。

    旅行をするときは、限られた旅行日程の中で自分の生きたい場所に行けるように、しっかりと事前準備して効率的に行きたい場所を回ると思います。

    人生もこれと全く一緒です。限られた人生という時間の中で、自分がどのように生きていきたいかをしっかり考える事は非常に重要です。

    自分の人生のゴールをしっかりと明確にすることにより、その目標から逆算して今するべきことをしていく。そうすることによって、自分の理想の人生が手に入るのです。

    (10)個人と社会における責任(文化的差異の認識および受容能力を含む)

    日本は単一民族国家のため、人と違っている事に対して悪いという考える傾向があります。

    しかし海外の多くの国では、色々な人種、宗教やバックグランドの違う人々が暮らしています。

    そんな社会を生きる子供たちは、幼少期から「違うことは個性・素晴らしいこと」と教わります。そうすると、人と違うことがイジメの対象にはならず、一人の個性としてとらえられるようになります。

    これからの時代は、日本にいようが海外に出ようが、様々な国の人と一緒に生活をすることになってきます。そうなったときに自分の中にない価値観を受け入れることのできる器の大きな人間になれるような人間が世界で活躍するでしょう。

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